忙しいからといって・・・

 夏休みも終わり、今日から本格始動!考えてみればこの5ヶ月、よく生きていたものだ。今までの人生だってそれなりに忙しかった(と思う)。でもこの5ヶ月の忙しさは正直半端じゃなかった(ような気がする)。私にしては珍しくこのままいくとウツかもという体験をして、声は一ヶ月以上出なくなり(喉の炎症のため)、何か一生分のツケを払わされたような気分で過ごしてきた。と昨日あたりまで思っていたのだが、よくよく考えてみたら、夏休みもとったし、今年もまた一週間以上ソウルに出かけたし(今回は結構満喫した。)、映画もみているし(少なくて嫌になるが)、本もそこそこ読んで(あまりに読まないのでバカになっていくような気がしているけど)、友人と遊んで(おいしいものを食べにいくのが楽しい)、一体、どこが大変なんだ?結局は、いつもの心境「おもしろきこともなき世をおもしろく・・・」(これ高杉晋作の辞世ですね。私のモットーの一つ)に落ち着くこととなった。
 だからまあ気負わず適当にこの日記も書けるときに書いていこう。やっぱり言いたいことも時にはたまるからね。とは言っても、今日は別にさしあたって書きたいこともないかも。ああ、でも強いていえば、最近カメラ買いたいなあと思って、暇さえあればカメラ売り場にいって眺めている。生涯初の一眼レフのデジカメを買って本格的に(?)趣味の世界にしようかどうか考慮中。今まで安いオートフォーカスやコンパクトデジカメを使って何の不自由も感じなかったけれど、このごろ撮ったあとの写真みて、少し欲が出てきた。もう少し、シャッター切った時に撮りたいと思ったものが撮れているといいなあと。でも私に一眼レフ扱えるのかなあ。
 そうだなあ、後書くことといったらねえー、最近みた韓流ドラマでは『タルジャの春』が面白かった。30代負け犬女性の恋愛を描いたドラマです。その手のドラマの王道を行っているような気がするけれど、不思議とそれにノせられて愉快な気分でいられるドラマだった。今のところ、『ファンタスティックカップル』と並んで、ラブコメでは今年のイチ押し。
 でも本当の一押しは『恋愛時代』です。これ、野沢尚の同名の小説が原作のドラマです。(原作読んでいませんが・・・。)映画『王の男』のカム・ウソンと映画『ラブストーリー』『私の頭の中の消しゴム』のソン・イェジン主演のドラマなのだが、テレビドラマと思えないくらい丁寧な画面作りで、すごく見ごたえがあった。私としては韓流テレビドラマにはそういうものは求めていないのだけれど(ふだんは軽い気持ちで見られるものがいい。)、でもこのドラマはとてもよかった。みている間、野沢尚ってやっぱりすばらしい脚本家だったのだなと何度も思った。別れた夫婦が別れた後も未練があって、みたいな物語のモチーフはよくあると思うのだけれど、この手のドラマの致命傷はとにかくストーリーが動かない。別れた夫婦の会話の妙で乗り切ろうとする。一見、このドラマもそう見えるのだけれど、野沢作品はありきたりの枠組みを使っているように見えながら、ストーリーがきちんと動いていく。会話も過剰にならない。最近こういうドラマをみていなかったなあと思う。