最高裁を見学

これもまた私用にて最高裁判所の見学に行った。最高裁って都内見物の定番らしいんだけれど、今まで行ったことなかった。個人見学だと事前に電話予約しておく必要あり。平日だったので行ってみて一人だと嫌だなと思ったのだけれど、行ってみたら大学生らしきグループの人たちがいて一緒にまわることになった。ツアーはまず最初に最高裁の概要がわかるようなビデオをみてから大法廷を見学した。まあ大法廷みたからって何かがとってもわかる訳じゃないだろうし、これで裁判のエキスパートになれるってもんじゃないんだけれど、大法廷に入廷する順番とか大法廷のドアが自動ドアだとかトリビア的なことがわかったのが結構楽しかったです。先日、高裁の傍聴での疑問、検察官、弁護人逆位置バージョンの件も納得いく説明してもらえたし、いってみて良かった。生徒が最高裁は寒いので厚着していったほうがいいってさんざんいうので、厚着したのだけは失敗だった。(冬だと寒いのかな。)けど百聞は一見にしかずといういやに古典的なことわざが頭をよぎりました。
帰りは久々に青山通りを永田町から渋谷まで歩いて帰った。青山通りをぶらぶら歩くのはとっても好き、かつては一番好きな散歩コースだった。と言っても、実際に入るのは青山ブックセンターくらいなんだけれど(場所が昔と変わっていた!)。でもMax Maraのディスプレーのセーター、私も持ってるとか勝手に悦に入ったりして・・・・。青山ブックセンターでは、出たばかりの村上春樹訳の「グレート・ギャッツビー」の愛蔵版を買った。あと、青山通りで目に付いたマックに入り、私の若い頃の写真が使われているという噂(もちろんガセ)のバイト募集の広告を確かめる。もちろん確かめるだけでは悪いので、そのまま夕飯も食べてしまった。問題の写真だけれど噂ほど似てないだろう。でも結構かわいい子だったから、まあいいっか。
家に帰ってからDVDで「デッドマン・ウォーキング」を観た。ティム・ロビンスは大好きな俳優さんだし、死刑がテーマのこの作品はすごく重いし、ショーン・ペンはやっぱうまい。けど監督が死刑に対してはっきりとした意見を持っている分(もともとティム・ロビンスは政治的な見解を全面に押し出す映画つくりをする。)、映画としては古びるのが早いかもしれないなあと思った。同じようなテーマでも先日みた「カポーティ」の善悪の境界線があいまいになるような緊迫した迫力のようなものは感じられなかった。でもまあ「カポーティ」も一定の時間がたったあとで見直してみないと同列には論じられないかな。