ミイラと古代エジプト展

国立科学博物館でやっている大英博物館ミイラと古代エジプト展に出かけた。当日チケットがあるというのでそれで入ったのだけれど、混んでいる!最初に3Dのミイラ(名前はネスペルエンネブウさん)を体験してから展示物を見学するしくみなので、人が全然流れていかない。こんなことでいいのか?しかも国立科学博物館にあんなに人がいるのにトイレが少ない!とくに子供が多いのだからあのトイレの少なさはなんとかならんのか?展示物もそう多くなかったし、もともと大英博物館にもそんなに多く展示されていなかったので仕方がないけど(それに大英博物館でも古代エジプトの部屋だけやたら混んでた記憶あるからしょうがないけど)、行くんじゃなかった。3Dのミイラは確かに面白かったけれどね。特に失敗しちゃってたミイラだってわかったとこが面白かった。まあ大英博物館で買い忘れたロゼッタストーンの置物が買えてよかったかな。でもあまりの人の多さに疲れて、他の展示をみなかったのはちょっと心残り。
家に帰ってきて昼寝してから「恋愛手帖」と「会議は踊る」を観た。どちらも古風でメロドラマチックな名画。なんか思いっきり古風な映画がみてみたかったんだよね。でも「恋愛手帖」は「舞踏会の手帖」だと思ってレンタルしてきたから、ジンジャー・ロジャースが画面に出てきたときは驚いた。ドルトン・トランボが脚本書いてたんだ。新しいタイプの女性の生き方とかそういう宣伝文句が笑えるし、いいなあ、こういうの。「会議は踊る」は昔「映画でみるオーストリア史」という思いっきり趣味に走った授業をした時とりあげておきながら実はそのときはみたことがなかったのでこれはどこかで観なければいけないなと思っていたので、レンタルで新入荷していたのは嬉しかった。で、観たけれど、本当、ウィーン会議とは名ばかりの映画で、どちらかといえば舞台劇の手法をとりいれたドラマなんだなと・・・。でも思ったほどアレクサンドル1世と町娘はベタベタしていなかった。そこはやはり戦前の映画だからね。しかしこの映画は音楽が笑えます。ボロディンの音楽使っているけど、1814年にはボロディンは生まれてなかっただろうって思った。(使われている音楽はほぼそのパターンでした。)こんなことばかり書くととことん斜めに映画をみてたみたいだけれど、2作品ともこんなに荒唐無稽なメロドラマなのに今の恋愛映画なんかよりずっとヒロイン像に芯が通っているなと思われる部分があり、結構感心したとこもあったんです。