映画の日

映画の日が久々に日曜日と重なり、これは朝早くから動かないとダメかなと思ってはいたのだけれど、ここ何日か飲み会が続いて夜遅かったし、朝から雨が降ったりで家を出るのが遅くなってしまった。結局、渋谷に出て、「ストロベリーショートケイクス」(シネ・アミューズ)と「セレブの種」(シネ・アミューズCQN)の二本を観た。
特に「ストロベリーショートケイクス」は良かったですね。マンガのあの独特の構図が好きなので、あれは映画じゃ無理でしょうって勝手に思っていました。確かに映画はマンガと違っていました。でも逆にマンガから派生した映画独特の世界がしっかり出来上がっていたので、変に比べることなく映画の世界に入り込めました。それが心地よかったです。映画の女優さんたちのキャラクターが好きだったかなあ。それに原作にくらべると映画の世界のほうが優しかったかもしれない。でも上映中、隣に座った男がヘンで気が狂いそうになった。爪で歯をはじくとうるさいということをわかれよ!

もう一本、「セレブの種」はなかなか面白い題材でした。でもなんかテーマの面白さにくらべると映画は空回りする傾向にあるかなとちょっと思った。この監督作品はあとは「25時」くらいしか観てないけれど、「25時」のときもそんなこと思った。今回だって、レズのカップルに精子を提供するビジネスの可否とか家族のありかたみたいなことをつきつめるかと思いきや、そちらは割と適当に回避して大企業の内部告発の話とかになってしまう。まあでも随所にコメディタッチのところがあって面白いです。ジョン・タトゥーロのマフィアぶりとかね。あと冒頭で出てきたドクター・シラー役は、かの「ブリキの太鼓」のダヴィッド・ベネントでしょう。久しぶりにスクリーンで観たのですっかり興奮してしまった!これだけで観る価値あったね!