映画 『福耳』

 今日は家でDVDで映画『福耳』を観た。先日、人に薦められたので観てみたのだが、結構、面白かった。ストーリーは、高級老人ケアマンションの喫茶室で働くことになった宮藤官九郎にそのマンションの住人であり死んだばかりの田中邦衛が取り付いて、生前に果たせなかったある「思い」を遂げようとするという内容。ストーリーはそれほど奇抜な感じもしないし、クドカン田中邦衛のセリフもありきたりといえばそこまでなんだけれど、あの二人の俳優の組み合わせがとにかくよい。独特な間があって二人のやりとりをみてみるとおかしくて笑ってしまった。ただ最後の方は、少しなあ、あそこまで整合性をつけなくてもよいのでは?邦画は、最後に教訓くさくなることがあり、それがちょっとなあと思うことがある。映画の中の福耳の詩は本当にあるのかな?