映画 『女王ファナ』

 
 今日は昼間、車で山中湖へ行った。雪がところどころ残っていて寒かった。帰りに、鹿の群れが道を横切った。危うく轢くところだった。鹿たちは、近くの川に降りていったみたい。こういうのを見たのは、はじめてでびっくりした!

 夜は、家で『女王ファナ』をDVDで観た。スペイン王家が舞台の歴史モノ。スペイン史ではわりと有名な題材だし、この前、原作を読んだので観てみた。まあ、歴史に興味あれば楽しめる映画でしょう。ヒロインのファナは有名なイサベル女王の次女で、ハプスブルク家のフィリップ美男王と結婚して後の神聖ローマ帝国のカール5世(この人の生涯には興味がある。)のお母さんなんだけれど、歴史の中では「狂女ファナ」って呼ばれた女性。映画の強調点は、ファナはただダンナさんへの愛と嫉妬に狂っていただけであって、本当に狂ってはいなかったとということなのだと思う。まあ、ストーカーとか認知されている(?)現在だったら普通の存在だったかもしれません。だからいまいち映画の中の愛の狂気っていうのがよくわからなかった。ただ一つ最後まで気に入らなかったのが、ファナのご主人のフィリップの髪の色。金髪です、金髪!歴史映画なのだから、それくらいは守ってくれって思った。