映画 『フィラデルフィア物語』

 
 今日は、昼間、家で『フィラデルフィア物語』をDVDで観た。なんでまた急にこんな古い名画を観る気になったかというと、ひとえに近々観に行くつもりの『アビエイター』の予習です。(これは半分は嘘。まあ、もともとキャサリン・ヘップバーンは結構好きな女優さんなので観てみたかったのです。)
 しかしこの作品は、予想以上に不思議な映画だった。話の筋は、多少、他愛もない「じゃじゃ馬ならし」を含みながらも真実の愛に目覚める女性についてのメロドラマ。といってしまえばそこまでなのだが、ストーリーのお約束が現在と違うせいで、結末は容易にわかる筋ながら、展開がわからなかった。女性が酔っ払って羽目をはずすということの重大さに途中まで気づかなかったし、家族を顧みず外で女性をつくっている父親の主張もあんまりわからなかった。知らないうちにかなり現代の発想にどっぷりつかってしまって、なかなか当時の人々の気持ちには近づけないものだなと思った。キャサリン・ヘップバーンはこの映画ではとってもきれいに見える時とそうでもない時の差があるような気がした。
 あと私は、昔からなぜかケイリー・グラントジェームズ・スチュアートの区別がつかない。この二人はこの映画で共演していて、違うということは今回よくわかったのだけれど、観終わったあとで考えてみると、やっぱりどちらの俳優がどの映画に出ていたのかは曖昧である。

 後は、今日は夜は飲み会だった。不摂生の日々で完全に昼夜逆転。猛烈、反省。