シャミッソー 『影をなくした男』

 一昨日、部屋の中の文庫本をつみあげてある一角が崩れてしまった。そういうことはよくあることなんだけれど、中からまったく買った記憶のないというか、見覚えのない本が出てきた。シャミッソー?まったく知らない。ついつい手にとって読んでしまった。19世紀のドイツの話で、影を売り渡してしまった男の物語。わりと一瞬で読める。テーマから言うと『ファウスト』の入門編って感じだ。趣味じゃないけれど、息抜きにはなった。それにしても、どうしてこの本が私の部屋にあったんだろう?
 
 あと昨日読み終わった本は、『女王ファナ』。スペインの歴史ものだ。同名の映画の原作本である。仕事柄、伝記ものや歴史ものの映画はみるようにしているのだけれど、この映画はまだみていない。来週あたりみてみようと思う。