映画『そして僕は恋をする』 のヘアスタイル?

 もう2ヶ月以上髪の毛を切っていない。おかっぱで伸び放題にしてきたのだけれど、思いきりバサッと切って、パーマをかけようと思った。その時点でイメージしていた髪型は、もうずいぶん前にみた映画『そして僕は恋をする』のシルヴィア(マリアンヌ・ドニクール)であった。(映画の中で長いストレートヘアをショートにしてパーマをかけるので連想したのであろう。)
 ところが美容院に行ってみたらパーマがまったくかからない。結局、3時間近くかかったけれど、翌日にはかなりおちてしまった。(でも、まあチリチリにされるよりはよいか。) 


 『そして僕は恋をする』はアルノー・デプレシャン監督作品で1996年にはカンヌ映画祭パルムドールとった。カルト的な人気誇る映画監督だと思うけれど、今観ると、そんなにいい映画かな?というところがでてくると思う。すごく長いし、ストーリーも結構だらだらと進む。主人公は博士論文が出せない講師で、論文が書けないこまごました日常が映画ではていねいに描かれている。同棲している彼女もいるのだけれど、どうもその彼女とも煮えきらず友人の彼女や周りの女性たちと関係が続いていく。でもまあそのだらだら感がよいという映画だ。登場人物たちが個性的で多少エキセントリック。だから群集劇としても面白い。今じっくり見直したら、論文が出せないで日々細かく煩わしい出来事にふりまわされている主人公(自分でわずらわしい出来事を呼び込んでいるのではあるが・・・)の境遇にかつての自分の姿をみて、ちょっとばかり涙できるだろう。