ジョン・コリア「炎の中の絵」など

 新しい職場はカレンダー通りの勤めなので、今日は仕事。なんかカッタルい。(とか言ってちゃいけないんだが・・・。)今年からラッシュも復活で電車通勤もつらいし、仕事は8時半に始まるし、ウワーッ!って思うことばかり。そんな中で、唯一の楽しみは、通勤中のipodと読書。ってこれは今までと変わらないね。
 今日、読み終わったのはジョン・コリアの「炎の中の絵」。ラッシュでは長編には集中できないので、今年から短編を読むことにしたんだけれど、この早川書房の異色作家短編集のシリーズは大正解だった。昔、面白く感じたシリーズだけに復刻してくれたのは嬉しい限り。このシリーズのロアルド・ダールなんかは最高に面白かった。このジョン・コリアもダールやサキなんかと同じように「奇妙な味」といわれる一風かわった短編が多くて楽しかった。私はもともとこの手の短編が大好きなのだが、それを再認識させられた。特に夫婦の微妙なすれ違いが奇妙な物語に結びつくような「記念日の贈り物」「旧友「クリスマスに帰る」「死者の悪口をいうな」などは面白い。しかもどの短編も趣が違うのがすごい。このシリーズはぜひ制覇したい。

 
家に帰ったら注文していたCDが来ていた!ささやかな喜び。注文していたのは、最近はまっているドイツのレーベルonitorのもの。politronicsとaugartenの2枚。2枚とも最近のものではないのだけれど、静かなエレクトロニカでいい感じです。politronicsはコンピアルバムで、マウス・オン・マーズが入っている。augartenはkiloというウィーン出身の二人組のアルバムってことなんだけれど、それ以外情報ない。穏やかで落ち着いた感じのするアルバムで他のも聞いてみたいと思った。