ハリー・ポッター 炎のゴブレット

 昨日はエレグラ明けで、昼間仕事して、夜は「ハリーポッター 炎のゴブレット」を観にいった。とか書くと、よっぽどのハリポタファンみたいだけれど、別にそんなこともなく何となく観にいった。しいて言えば映画上のバンド「妖女シスターズ」をみてみたかったという感じか。レディオヘッドのジョニーとフィルが出ている。(ボーカルは、ジャービス・コッカー)しかし期待のシーンはあまりに一瞬すぎてわからなかった。こちらの調子が最悪だったので、いまだにろくな感想が浮かんでこないが、今回は全体的にダークで、このシリーズは、もはやお子様映画というワクには入りきらないだろう。しかしだからといってティーン映画ってわけでもないし、深遠なドラマってわけでもない。一体、どの層がターゲットなんだろう?興行収入は確保できるのだろうか。そんなことばかりが気になった。個人的にはここまできたらシリーズを今の水準のまま完結させて欲しい気もする。後、このシリーズはわりとゲスト出演する俳優が豪華だと思うのだが、今回もスキータ役のミランダ・リチャードソンとか、ヴォルデモート役のレイフ・ファインズとかわりと好きな俳優が出ていたので、それもよかったかな。スキータは原作よりずっと品があってよかった。

 最近、忙しくてあまり映画みていないのだけれど、最近、家で観た映画は次の通り。
ゴダールの決別」相変わらず意味ありげなゴダール映画。キリスト教について語っているつくりは、「はいはい」という感じ。でも湖畔の映像とか考えつくされている。素人からみても、ここまでこだわれる人もいないのだから、ゴダールってやっぱり巨匠なのだろう。 

「僕の妻はシャーロット・ゲンズブール」「フレンチなしあわせの見つけ方」のイヴァン・アタルとシャーロット・ゲンズブールの映画。有名人を妻にもつとどうなるか?っていう映画。虚実がいりまじっているような感覚のフィクションが面白い。パリの描き方がとてもオシャレだ。

紳士は金髪がお好き」いまさらながらの名作だが、予想以上に面白くて気に入った。月並みな感想だけれど、この映画のマリリン・モンローはいい。(ジェーン・ラッセルはいまいちなところもあるんだけれど。)アニタ・ルースの原作は1920年代のフラッパーの物語だけれど、1950年代におきかえてもじゅうぶんみごたえあった。これだけ荒唐無稽なものを娯楽として最良なものに仕上げられる。そこが映画のすごいところだと思う。