映画 『リベリオン』 

 今日は、昼間は部屋の掃除。主に部屋中にあふれている本の山を片付けた。読んでいない本がかなりたまっていたので、これから一年の間に読む予定のない本を箱にしまった。もうこれらの本を読み終わるまでは、本を買うのを控えようと誓った。
 
 
 午後は、DVDで『リベリオン』を観た。先日、同僚と話していて、この映画と『恋に落ちる確率』はどちらがマイナーなんだろう?っていう話になった。(この比較はかなりいい加減な発想なんだけれど。)観てみると、確かに『リベリオン』はクリスチャン・ベール主演で、エミリー・ワトソン(好きな女優さんである。)やショーン・ビーンが出ているのでメジャー作品なのかもしれないが、実に地味な作品だった。テーマは人間の感情をコントロールし、全体主義的国家をめざすという見慣れた近未来抑圧国家モノ。アクション映画としては、『マトリクス』によく似ていた。(ガンカタは笑える。)都市の風景は30年代のベルリンがモデルでしょうって感じ。あの名作『メトロポリス』をちょっと思い出した。まあ、ありきたりと言ってしまえばそれまでだが、破綻のないストーリーではあった。
 それに比べて『恋に落ちる確率』は、いまデンマークでノリにノッているドグマの映画。年末年始に公開されていた映画の中では、断然、面白かった。確かにドグマ映画はマイナーなのかもしれないけれど、今まで観た映画全てにはずれがない。これは実にすごい!

 夜には、もう一本DVDで『オーシャンズ11』を観た。この映画は、前にも観ているのだけれど、先日、映画館で『オーシャンズ12』を観て、割と気に入ったので、「11」をもう一度観ることにした。アクション映画としては「11」のほうがテンポいいしキャラクターもはっきりして面白いのだけれど、ソダバーグっぽい会話劇的な楽しさは「12」のほうがいいかなと思った。「12」はアクションとか新鮮味ないし、ジュリア・ロバーツジュリア・ロバーツを演じるというひねりなしの楽屋オチがある。こういうのってどうかなって思うのだけれど、やっぱりソダバーグの持ち味は「11」より「12」のほうに生かされているのではないかという結論に達した。