映画『ビフォア・サンセット』

 恵比寿ガーデンシネマで映画『ビフォア・サンセット』を観た。この映画は、9年前に公開された『恋人までのディスタンス』(原題:ビフォア・サンライズ)の続編。監督や主演のイーサン・ホークジュリー・デルピーも変わらず、設定も前の映画の9年後ということになっている。前回『恋人 ―』の最後で、半年後にウィーンで再会することを約束して別れた二人は、その後どうなったか?という内容。
 9年後、パリで再会した二人が夕暮れの一時、とりとめのない会話で9年前や今の自分を振り返るという感じの映画だった。映画のなかで何か大きな事件やクライマックスは用意されているわけじゃないのだけれど、やっぱり私は好きだな、この映画。まあ、誰もが好きな映画じゃないかもしれない。特にむしろサンライズもサンセットも主人公たちの会話についていけないと感じたら、くだらないと思っちゃうだろう。でもなんというか、私は映画の主人公たちと同世代なもんで、映画みながらついつい自分の9年間をふりかえってしまいました。前のサンライズが公開されたころに、生まれてはじめてウィーンに行ったので、なんかこの映画にはストーリーとかセリフとかを超えて感情移入してしまうと思う。こういう映画は、私にとっては批評すべき映画というよりは、「自分のための映画」ってものかも。あのころから9年間たっているのか・・・・しばし感慨。

あと、家で『カレンダー・ガールズ』のDVDを観た。イギリスもの、裸つながりで『フル・モンティ』をちょっと思い出した。結構、面白かった。